JAM(ジャム)は英語、CONFITURE(コンフィチュール)はフランス語で、いずれも果物の果肉を砂糖と一緒に加熱して製造した保存食品のことで広義ではどちらも同じ意味です。
一方、日本では例えば糖度を45度で製造した「低糖度ジャム」といったような商品が存在しますが、フランスではこのような低糖度ジャムはCONFITURE(コンフィチュール)と呼ぶことが出来ません。 CONFITURE(コンフィチュール)はフランスの製造規格基準において糖度が55度以上でなければならないからです。 ですから、細かい話になりますと「ジャム」と「コンフィチュール」は全く同じ意味であるとは言えないことになります。
ところで、発売開始当初からベルナデッテ・デ・ラベルネッテのコンフィチュール(以下「B de Lコンフィチュール」と書きます)はお客様にとって馴染みの深い「ジャム」という言葉で表現するのを意図的に避けるように販売して参りました。 B de Lコンフィチュールは毎年品目数を少しずつ増やしながら本日現在全部で32種類を取り扱っておりますが、例えば美食の都フランスのパリでB de Lコンフィチュールの販売イベントをやりますと、日本のお客様がお選びになる品目とは違った品目がフランスでは人気があるのに気付かされます。 B de Lコンフィチュールをどのようにお召し上がりになるのか質問してみると、「豚肉料理のソースに使うとおいしいと思ったから」とか、「好きなチーズとマリアージュすると思ったから」とか、パンに塗るだけのものではなく、もっと広く調味料の一部として発想されているという印象を受けます。 食品業界においてフランスが先進国で日本が後進国であるとは申しませんが、私たちが日本のお客様へB de Lコンフィチュールを「ジャム」と申し上げてご紹介しようとしたとき、「ジャム」という言葉の表現が「パンに塗るもの」という発想に繋がってしまうと考えました。 それなら敢えてお客様には馴染みの薄い「コンフィチュール」という表現でB de Lコンフィチュールをご紹介していこうと考えたのです。 その意図としましては、私たちがフランスで感じたように、日本のお客様にも和食をも含めた多様なお料理のシーンでB de Lコンフィチュールをお愉しみ頂いて、日常のお食事を少しでも豊かにするようなお手伝いが出来たら…という願いを込めております。
B de Lコンフィチュールを利用した素敵なレシピをこれからもっとたくさんお客様から私たちへ教えて頂けるようにこれからも一層より良い商品作りのために精進して参りたいと思っております。
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